新宿 優待・配当金生活

新宿で暮らす個人投資家の佐藤です。高校の頃に株を始め、現在資産は3,000万円超となりました。

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お家騒動に揺れる大戸屋の株主総会に参加。三森前会長亡き後の今後について考えてみました。

   

お家騒動で話題の大戸屋の株主総会に参加しました。今年で4回目の参加になります。

家庭食の代行業を掲げる同社の株主になったのは、今から11年前の2005年。
私が大学進学で東京に上京し、「手作りのうまい定食屋」ということでよく利用するようになったのがきっかけで、大学1年の時に購入しました。

今の大戸屋を築いたのは三森前会長ですので、前会長が亡くなった今後の同社はどうなっていくのでしょうか?

証券コード 2705
銘柄名 大戸屋ホールディングス
日時 2016年6月23日(木) 10時
場所 東京都新宿区西新宿2-7-2
ハイアットリージェンシー東京 地下1階「センチュリールーム」
飲み物 なし
お土産 あり
懇親会 なし

 

記事は続きます

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マスコミも注目の株主総会

当方も3社からコメントを求められたので、協力させていただきました。使われるかはわかりませんが。

ハイアットリージェンシー東京の玄関では、大戸屋の株主総会を取材しようと、マスコミ各社が取材していました。

ハイアットリージェンシー東京 玄関

玄関の大看板

大戸屋 株主総会

道中の案内板

大戸屋 株主総会案内

会場の前にも、たくさんのマスコミ各社が詰めかけていました。

大戸屋 株主総会のマスコミ

例年よりにぎやかです。

大戸屋 株主総会のマスコミ

株主総会冒頭 窪田社長のコメント要旨

株主総会開催前に異例ではありますが、窪田社長より本件に関するコメントの発表がありました。

大戸屋 株主総会 開始前

コメントの要旨をご紹介します。

  • 昨年(2015年)7月27日に前会長 三森久美氏が病気で急逝された
  • 前会長より数々の教えを受け、今の自分がある。前会長を慕い、尊敬している
  • 今年5月20以降の一連の報道について、株主に心配をかけた。お詫びする
  • 報道によれば、筆頭株主(前会長夫人、三森三枝子氏)及び大株主(前会長の子息、三森智仁氏)の2名が、会社提案の役員選任議案に対し、「全部もしくは一部について否認する」とのことであった
  • 反対意見を示した三森智仁氏は、昨年の総会で常務取締役海外事業本部長に任命された
  • 昨年11月に智仁氏が降格になったという報道は事実ではない。前会長の急逝後に組織のフラット化を図るために、専務、常務などの肩書を廃止したものである
  • 智仁氏に対し本年3月の香港着任の辞令を発し、本人は一旦これを受け入れるも、2月24日早朝、窪田社長に対し「一身上の都合で辞任したい」との申し出があった。私(窪田社長)が慰留するも、意思は固く辞任届を受理した
  • 臨時株主総会について。急逝された三森前会長に対する「創業者特別功労金」の拠出のためには株主総会での承認が必要であったため、基準日設定を行った。しかし、その後の検討で臨時株主総会を中止した。功労金等の拠出は引き続きの検討課題。
  • 智仁氏を含む前会長の遺族と、数か月にわたって、何度も話し合いを重ね、本年5月初旬に二人を含めた三森家との間で「今後は三森家と会社側が、当社の発展のために一致協力していく」旨の合意に至った。
  • その数日後、三森家の方から「先の合意を破棄する」旨の、智仁氏のメッセージが伝えられた
  • 更に5月19日、東証の記者クラブに対し、筆頭株主と智仁氏らが、当社の役員人事案に反対している旨の文書が投げ込まれた
  • その後、今日まで二人から当社に対して「株主提案権の行使」はもちろんのこと、役員人事案に関する意見などは無い。
  • 社外取締役候補 三森教雄氏と、取締役候補 河合直忠氏は智仁氏や二人からも推薦があったため驚いている。

とのコメントがありました。

最後は涙ながらに「『大戸屋の味を世界に広げたい』、『世界中の人々の心と体の健康を促進したい』という故人の理念と志を引き継ぎ、当社を成長させることが最大の恩返しと考えている」と語っていました。

まぁ、どう考えても創業家とうまくいっていない状況のようです。

「三森前会長の急逝」だけでも、大きな問題ですが、それに加えて「創業家とコミュニケーションが取れてない」という状況は一刻も早く解決に向かってほしいと思います。

窪田社長と三森前会長
窪田社長(左)と三森久実 前会長(右)

大戸屋ホールディングス 2014年3月期 第31期 株主通信よりキャプチャ

質疑応答

昨年は、11時半ごろまで質疑応答がありましたが、今年は11時5分ごろに、最後の1名ということで締め切られました。

昨年の質問とは違い、今年は取締役選任に関する質問が大半でした。

質疑応答

  1. Q:1号議案。11名中8名が新任。残された役員が一致団結して、やっていくのが一般的だと思うが、5人が退任するのはそぐわないと思う。
    A(窪田社長):5名が退任するが社外取締役は任期満了、社内は任期満了、業務執行の責任者として活躍してもらう。決して一致団結してないわけではない。
  2. Q:創業者が野菜工場に力を入れていたが、撤退するという報道は事実か。山梨の施設は?
    A(窪田社長):前会長が海外視察などの経験を踏まえ、無農薬で安心安全な食品を提供したいとの思いで始めた。何度もチャレンジしたが、おいしい野菜ができなかった。年間1000万のコストがかかっていた。山梨の施設は現在使用していないが、今後有効活用する。
  3. Q:河合氏のカムバックについて。一般的にカムバックは危ないのでは。
    A(窪田社長):15年のつきあい。当社の事業発展にプラスになる。
  4. Q:店によって味付け、提供時間が異なる。サービスレベルが違うがブランドを高めるためにどうするのか。
    A(窪田社長):教育が重要になってくる。手作りなのでブレがでる。しっかり教育する。おいしいものを出したい。提供時間を短くするには手数を減らせばよいが他社との差別化のポイントである。メニュー数を削ってもいいのかなと考えている。
  5. Q:事業セグメント別の業績。営業利益の数字が合わない。
    A(浜田氏(※機種依存文字。正確には濵田氏):会計ルールに従って計算している。本社のコストを各事業に配賦している。人数や店舗数などで按分している
  6. Q:創業家の反対について
    A(窪田社長):個別の株主の議決権行使状況についてはお答えできない
  7. Q:提供時間について。(自分より後から注文した)他の人の注文が先にくるとちょっと気分が悪い。
    A(窪田社長):仕込みはほぼ100%店で仕込んでいる。全体の5%は30分提供になっている。
  8. Q:1号議案。新任が8名。飲食の経験がないひとはどうなの?
    A(窪田社長):ガバナンスやコンプライアンスを強化していくための選任。健康促進、次の大戸屋の成長のためを考えた人選。
  9. Q:お家騒動に対する会社の対応について
    A(窪田社長):ご心配をかけていることをお詫び申し上げる。創業者の理念に基づきブランド価値向上に努めていく。しっかりと対応していきたい。創業家から申し出がないのでこれ以上はコメントできない。
  10. Q:株主資本等変動計算書が招集通知に載っていないのはわかるが、いかがなものか。
    A(浜田氏):インターネットで開示。コスト的なことを考えての結果。検討する。
  11. Q:株主という立場で。真面目に定食屋をやっている大戸屋を応援している。アジア、北米進出への本気度、勝算は?
    A(窪田社長):これからも真面目にやっていきたい。小手先の手法ではなく、顧客数を増やして利益増を狙う。人材の採用も難しくなっている。感覚としてはアクセルを踏むのではなく、緩めている。
    (浜田氏):海外直営事業は、香港、アメリカ、シンガポールで展開。上海は閉鎖。香港はとんとんから3000万円の黒字に浮上、シンガポールは1店黒字、2店舗赤字。まずは店舗ベースでの黒字を狙う。タイの日本料理店は、900万円の黒字。
  12. Q:保険受取金10億円について。株主に還元してもらいたい。
    A(窪田社長):会社が創業者にかけていた保険。事業リスクを回避するための保険。創業者がなくなることはリスク。そのための保険。
    株主還元については本業の収益で還元したい。
  13. Q:上場以降からの株主。オペレーションを改善して利益を出していこうという風にみえる。野菜工場の廃止然り、現場を知っている人ではなく、金融屋などが就任するのはどうなのか。
    A(窪田社長):オペレーションだけではなく、味が大事。オペレーションの見直しは必要。オペレーションだけで利益を出していこうとの考えではない。上海は3000万円の赤字。野菜工場は何度もチャレンジしたがダメだったので撤退を決めた。
  14. Q:取締役、監査役がこれだけ入れ替わるのは、ガバナンスの不足が考えられるが、退任する社外取締役 とこ、いわた、まついはどのように判断したのか。監査役ののざき、あんどう。適法性が確保されているか。
    A:
    (野崎氏):監査報告書の通り。監査の内容は、年間を通して監査している。取締役会への出席、経営会議への出席、役員へのヒアリング。
    (社外監査役 森氏):高齢のため退任を申し出た。
    (非常勤監査役 安藤氏):本業の仕事の都合上。
    (社外取締役 都甲氏):月に最低一回の取締役会に参加。2時間から3時間かけて、株主の視点でチェックしてきたと思っている。
    (社外取締役 岩田氏):執行のチェック、意見もしているので機能は働いている。
    (社外取締役 松井氏):三森前会長の要請で就任。亡くなったから身を引くと決めた。

提供時間が遅いという件は、今に始まったことではないと思います。自分の母さんの代わりと考えれば、「母親に調理スピードを早くしろ」といっても限界があるのは明白です。窪田社長が本日おっしゃっていたメニュー数を削減するという方法は、短絡過ぎて反対です。三森前会長の時代は、早くするための解決策として特製の調理機械(大根おろしの機や鰹節削り機など)の開発に力を入れていたように思います。そういった手作りを続けながらも、オペレーションを改善するという工夫をしてもらいたいと思います。

 

お土産

以前は、カステラでしたが、昨年からは「おうちで大戸屋」がお土産として配られています。

大戸屋 株主総会のお土産

  • 大戸屋特製 黒酢あんの素(150g)×2
  • ごまめしお(30g)×2
  • ヤマサ 有機丸大豆の吟選しょうゆ(200ml)
  • もちもち五穀ごはん(30g)×5

大戸屋でおなじみの調味料です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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